【予告編集】大重潤一郎監督作品
『黒 神』処女作 1970
『光りの島』1995
『風の島』1996
『縄 文』2000
『原郷ニライカナイへ―比嘉康雄の魂―』2000
『ビッグマウンテンへの道』2001
『久高オデッセイ第一部 結章』2006
『久高オデッセイ第二部 生章』2009
『久高オデッセイ第三部 風章』2015
沖縄テレビ・報道特集15/11/26
大重潤一郎監督遺作『久高オデッセイ』
7月22日(月)大重監督の命日、久高島宿泊交流館ホールにて、『水の心』『久高オデッセイ第三部 風章』の上映、そして映画の感想と来年2020ヤポネシア音楽祭に向けてのシェアリングが行われました。
久高島・ピザ浜
上映会の様子
久高島民の内間豊さんよりあいさつ
久高島民の西銘政秀さんよりあいさつ
上映終了後、故・大重監督、映画・久高オデッセイの感想や久高島への想いなど共有する。
そして、2020年計画中の「ヤポネシア音楽祭」へ向けての抱負が主催者代表のSUGEE(ミュージシャン)さんより語られた。
会の最後に故大重監督へ横笛を捧げる鎌田東二さん(宗教哲学者・久高オデッセイ製作者)
『久高オデッセイ第三部 風章』製作実行委員会・委員長をお引き受けくださいました哲学者の梅原猛先生が1月12日、93歳でお亡くなりになりました。
同映画の大重潤一郎監督が梅原先生と電話で一度話している時に側におりましたが、「このようなご時世ですから、いいもの(作品)をつくってください。」と言葉をかけてくださったそうです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
『久高オデッセイ第三部 風章』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=T19-_jvQT-Q
ご報告が遅れましたが、今年(旧暦)は「久高オデッセイ」大重潤一郎監督の命日(7月22日)、私が乗船しておりましたPEACE
BOAT洋上で『久高オデッセイ第三部 風章』(英語字幕版)の上映会を開きました。台湾、中国、韓国、タイ、シンガポール、マレーシアのアジア圏の方含む100名くらいの方が鑑賞してくださいました。
またこの日、映画製作者である鎌田東二さん(宗教哲学者)が奈良の天河辨財天社御造営三十年記念大祭の最終日の場で、同映画の上映と柿坂神酒之祐宮司と大重監督と親交のあった音楽家の岡野弘幹さんがトークを行いました。
毎年何らかの形で、上映を開いていくことができればと思っております。 比嘉
2018年9/28~10/7まで台湾の宜蘭(イーラン)という地で開かれた
「宜蘭國際緑色影展2018」ーYILAN GREEN INTERNATIONAL FILM FESTIVAL 2018ーhttps://www.ygiff2018.com/
にて、大重潤一郎監督の「黒神」「水の心」「風の島」「光りの島」「原郷ニライカナイへー比嘉康雄の魂ー」
5作品が上映されることとなり、
私はこれらの作品がどのような環境でどのような人たちにどのように目に映るのか
関心が湧いて台湾まで足を運ぶことにした。
第98回ピースボート地球一周の旅に私は映像スタッフとして、妻は英語翻訳スタッフとして約3か月間乗船した。
そして映画祭に合わせ10/2、いざ台湾へ! Yee-haw!!
今回、
台湾・桃園空港に到着。はしゃぐ比嘉家長男・真也(マサヤ)
到着初日はピースボートで同じ職場だった仲間たちと再会。
前回行けず仕舞いであった宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の舞台のモチーフになったと言われる「九份」(キュウフン)へと行く。九份は台北北部の山間に位置している。海を一望できる素晴らしいロケーションでお茶を楽しむ。
ところで、つい昨日まで、沖縄は台風24号で大荒れであった。1週間近く缶詰になって、洗濯ものは手洗いし、夜は3日間停電しローソクを灯して生活した。近くの交差点の信号機は消滅し、コンビニやスーパーの食料はガサっと無くなっていた。地球が準備運動を始めている。人間にこれからの天災時の予行演習をさせているようにも感じられた。
沖縄では、台風が近づくとビデオレンタル屋が繁盛する。みな籠って酒を呑むか映画鑑賞をするのだ。
今回の台風缶詰時に我が家に一緒に滞在していた中国人の友人から『セデック・バレ』という台湾の映画を薦められたので、台湾に行く前に勉強がてら丁度いいと思い借りたが、一本目の『セブンイヤーズ・イン・チベット』を観た後に停電してしまい、『セデック・バレ』の方は観れなかった。『セデック・バレ』とは、「真の人」を意味する台湾原住民セデック族の事で、1930年日本統治時代に起こったセデック族の抗日暴動事件を描いたものだ。帰国したらぜひとも観たい。
夜は提灯に火が灯ってこんな感じ。
台北、龍山寺(ロンシャンスー)。1783年建立、台湾最古の寺とのこと。
この辺りは雰囲気がとても良くてお気に入りの場所となった。
この寺のすぐ裏手にあるロンシャンホテルという安宿に泊まった。
祈り溢れるロンシャンスーの人々。
朝はこの祈りの唄が聞こえてきて何とも不思議な感覚と共に目を覚ました。
町は山々に囲まれて、自然のダイナミズムを感じさせる
露店もたくさんあって、台湾の人はとにかくエネルギッシュ!
もっとゆっくり滞在したいなー
そして映画祭パンフレットには大きく大重潤一郎監督とその上映作品
パフォーマンスをするSUGEEさんの事が紹介されていた。
映画祭前にそんな事があったので、
この映画祭のテーマともリンクする事に改めて、感慨深いものを感じていた・・・。
会場へ入り、SUGEEさんと記念撮影。スタッフが温かく迎えてくれた。
リハ中のSUGEEさん
空を駆けるSUGEEさんと私
10/4 この日は『光りの島』の上映とQ&Aトーク
ハイサ〜イ
ここ数ヶ月、映画の文字起こし&字幕翻訳をお手伝いしてました。自分の感じてて、なかなか人に伝えられなかった感覚や理由がぎっしり詰まった映画だと思って、とても共感しました。すごい先生がいたんだなぁと。
このお仕事に関われて光栄です。
大重潤一郎監督の作品は、陶芸家の大嶺實清氏や写真家の比嘉康雄氏を通して、自然の中における人間の位置を、自然の側から問いかける作品。いまの時代に必要な本質が込められていると思います。
......
1983年から1995年まで、13年もの間撮影された故 大重潤一郎監督の大作『光の島』。
この映画の中で出てくる、新城島の自然の中に残る狼煙台。その先にあったであろう台湾の宜蘭で上映されました。
字幕翻訳をお手伝いした縁から、映画祭の壇上でお話をすることになり、珂華と一緒に会場へ。
真剣に見入る、地域の小学生たちの顔を見ながら、大重監督が映画に残した次の時代への道しるべを感じました。
この島には、途中で止まったホテル建設予定地があるそうで、一度壊れてしまった自然が元に戻るのは、300年以上かかるとのこと。
今の沖縄の現実をあらためて考えさせられました。他にも、陶芸家、大嶺 實清さんが、パナリ焼きの再現を通じ、今の時代に大切なものを伝える映画『風の島』や、写真家 比嘉康雄さんが久高島の女性たちに見た、琉球弧の神々の祭祀世界を記録した『原郷』など、
2018 宜蘭國際綠色影展では、故 大重潤一郎監督の作品を台湾に紹介することで、沖縄にエールを送ってくれている気がしました。
僕のひいおばぁの屋号は『ウガムトゥグヮー』。オジイの屋号は『トゥクヌンドゥンチ』。
トートーメーに向かいながら、口承で昔ながらの言葉を残してくれていたひいおばぁやおじいたちに、
今日は沖縄映像文化研究所の比嘉さんと、宜蘭國際綠色影展のみなさまとの出会いを報告をします。
尊尊我無(とうとがなし〜)
夜、「夜市」にて映画祭スタッフ、友人たちと食事。
ラッキー!!眼下には龍山寺(ロンシャンスー)を見渡せるナイスビュー。
最上階の景色のいいベランダに、忽然と姿をあらわにした木
今まで、あったっけ・・・。
確かにどこかで見覚えがある・・・、モ、モンパの木だ!
※はじめてのブログ投稿で読みずらくてスミマセン!
2015年
4月
13日
月
「久高オデッセイ第三部 風章」
2015年7月完成、今回初上映
製作:鎌田東二、監督:大重潤一郎、音楽:新実徳英、ナレーション:鶴田真由
日時: 2015年7月5日(日) 10時~17時30分
場所: シアターΧ(カイ)(墨田区両国2-10-14 両国シティコア)
プログラム:
午前 10:00「久高オデッセイ第一部 結章」(2006)上映、
11:30「久高オデッセイ第二部 生章」(2009)上映
午後 13:30「久高オデッセイ第三部 風章」(2015)上映
15:45シンポジウム「大重映画と『久高オデッセイ』が問いかけるもの」
パネリスト:
島薗進(『久高オデッセイ第三部 風章』制作実行委員会副実行委員長、東京大学名誉教授・上智大学グリーフケア研究所所長・宗教学)
新実徳英(音楽家・作曲家・桐朋学園大学院大学教授・『久高オデッセイ第三部 風章』作曲・音楽)
堀田泰寛(映画カメラマン)
阿部珠理(立教大学教授・アメリカ先住民研究)
宮内勝典(作家、大重潤一郎とは高校時代からの親友)
司会:
鎌田東二(『久高オデッセイ第三部 風章』制作実行委員会副実行委員長、京都大学こころの未来研究センター教授・NPO法人東京自由大学理事長・宗教哲学・民俗学)
参加費: 午前 2000円、午後 2500円、通し 3000円
2014年
6月
22日
日
大重潤一郎監督のインタビュー映画「友よ!大重潤一郎 魂の旅」の完成にあたり、大阪・京都にて「四宮鉄男の映画世界」と題した映画際が行われます。
詳細はこちらから
http://www.geocities.jp/sasuke_n03/world/
関西方面にお住まいの方、是非お出掛け下さいませ。
2013年
12月
05日
木
11月19日、京都大学にて行われた上映会の様子を、11月26日付・中外日報社に掲載して頂きました。お越し頂いた皆様、ありがとうございました。
2013年
10月
08日
火
東京自由大学では、10月25日から27日まで3日連続のイベン
10月25日(金)18:00 ~ 20:30
大重潤一郎監督「能勢~能勢ナイキ反対住民連絡会議」上映
以下、宗教学者・鎌田東二先生が寄せて下さった文章の一部を掲載
この「能勢」は、ミサイル基地を大阪の箕面の近くの能勢に作ろう
この流れが、後に、「ビックマウンテンへの道」に通じている。こ
特に、地域のお母さんたちの生の反対の声を、若き大重潤一郎監督が突撃インタビューして聴き取っているとことが画面
この感想も、2回目見ても全く変わりません。それどころか、昨日
第1に、「いのちの詩」が社会や国家の開発・防衛・戦争などのた
第2に、日本の原水爆禁止運動の中での「ミサイル用ナイキ基地反
第3に、25~26歳の若き映画作家大重潤一郎が、生身の肉体を
第4に、反対住民だけでなく、最後の方で、当時の松田能勢町長の
第5に、「国」というものが、地域の生活者をないがしろにしてい
第6に、基地や道路を作る「開発」が山林を切り拓くことによる土
などなど、です。
2013年
9月
09日
月
2013年9月8日(日)、大重潤一郎監督映画連続上映